プレ更年期に立ち向かう1

プレ更年期

「プレ更年期」ってなに?

「更年期」という言葉はよく聞きますが、「プレ更年期」って知っていますか?

私は、正直なところ、この言葉を最近まで知りませんでした。「更年期っていつ来るのかな?」「どれくらいツライのかな?」と、軽い気持ちで考えていたくらいでした。

でも今振り返ると、40代に入ったころから、すでにその兆しは始まっていたのだと思います。

体調の変化はじわじわと

私の場合、40代になってから徐々に変化がありました。以前は軽かった生理痛がだんだんと重くなり、毎月のつらさが増していきました。

生理前になると、普段は気にならなかったことにイライラしてしまったり、腹痛も強くなったりして、横になってもなかなか回復できない日も増えていきました。

とはいえ、「年齢のせいかな?」と軽く受け流してしまっていたのも事実です。毎月のつらさや、「なんでこんなにしんどい思いをしなきゃいけないの?」というやりきれなさを感じつつも、深く考えないようにしていました。

※これが、後々のことを考えると良くなかったのかもしれません。

明らかな変化が起きた日

そして、40代半ばを迎えた頃。
あるとき、生理が終わったと思ったのに、10日後にまた生理が来たんです。「え? 今までこんなことなかったけど?」と戸惑いました。

それだけではありません。
めまいや吐き気のような気持ち悪さ、集中力の低下、注意力が散漫になる感じもありました。
さらに、急に強い眠気に襲われたり、お腹が痛くなったりと、さまざまな不調が次々に出てきたのです。

最初は「1日寝れば治るかな」と思っていたのですが、症状は1週間近く続き、「これは普通じゃないかも」と不安になりました。

鏡の中の自分にショック

さらに追い打ちをかけるように、肌荒れまで起きました。特に肌のくすみや乾燥がひどく、カサカサになった頬を見て思わず「うそでしょ…」と鏡の前で固まりました。

ファンデーションで隠そうとしても、かえって浮いてしまって余計に目立ってしまう始末。外に出たくない気持ちになり、さすがに「これはもう見て見ぬふりはできない」と思い始めたのです。

調べて出会った「プレ更年期」

不安になった私は、ネットで症状を検索しはじめました。でも正直なところ、「更年期にはまだ早いでしょ」と思っていたので、それが原因だとは思ってもみませんでした。

調べていくうちに、「プレ更年期」という言葉に出会い、「プレ…? もしかして…」とさらに読み進めていくと、自分の症状とぴったり一致していることに気づきました。

「これだーーー!」

と、何かが解決したわけでもないのに、原因が分かったことで気持ちが少し楽になったのを覚えてます。

気持ちも揺れやすくなる

プレ更年期の症状は、本当に人それぞれのようです。私のように、「ただの疲れかな?」と思っていたことが、実はプレ更年期のサインだったということもあります。

体調の変化だけでなく、気分の落ち込みやイライラといった精神面にも影響が出ることがあります。これはホルモンバランスの変化によるもので、決して「気の持ちよう」ではありません。

もちろん、誰でもストレスや疲れで一時的に気分が沈むことはあります。でも、それが長く続く場合には、プレ更年期を疑ってみることも必要だと思います。

知ることが第一歩

私の場合、「プレ更年期かもしれない」と気づいたことで、少し前向きな気持ちになれました。原因が分かるだけで、安心できることもあります。

不調のサインを見逃さず、自分の体と向き合うこと。プレ更年期は避けられないものかもしれませんが、きちんと知ることで、少しでも楽に過ごす工夫ができると思います。

つづく

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